伝統の技

ひさしぶりにほんわかするニュースですねぇ。

【小ネタ】空自がピンチだ?!爆笑!防空識別圏に進入した日本機に対する中国の警告マニュアル(kinbricksnow)


まあ、伝統にのっとったネタですよね。
同じようなものは300年前からあるわけで。なんか徽州商人とかは英語のポケット辞典みたいなの作ってたっていうしねえ。
そんなにすごくやる気があるわけではないけれども、単語ぐらいは知ってたら便利かな、くらいの時にこういうのを作るんですな。明代とかにもありそう。つうか、『老乞大』だって似たようなところはあるのか。いや、そもそも仏典がそうか。

この手の話で思い出す外国語のエキスパートといえば、清末の買弁なんですか、彼らって、どうやって勉強してたんですかね。実地かしら。それでも割と長らくピジン扱いだったわけで。いや、割と真面目に単語メモに漢語で音振って勉強してたんかなあ。

…まさか、空軍のアレ、本物だったりして…。

伝統中国商業秩序の崩壊―不平等条約体制と「英語を話す中国人」

伝統中国商業秩序の崩壊―不平等条約体制と「英語を話す中国人」

逆に、外人さんの漢語の歴史も結構あるわけですよ。やっぱり漢人は外人さんの漢語を嗤ったのかなあ。宣教師とかも、満洲語わかってたっていうし…。どうなんだろう。

まあ、この手の日中発音ネタを聞くと思い出すのが、直訳すると「○○について、私は大きく進歩した」という中国語の文章です。日本語話者の初学者が大声でいうのがミソ。ええ。これが言いたかっただけです。