平和利用のほうがあぶない?

広島・長崎訪問案に、中国「もうたくさん」 NPT会議(朝日)

中国の傅聡・軍縮大使が「提案は(NPT再検討)会議が指導者を広島と長崎に招くとなっているが、中国もその会議の一部分だ。中国に強要しないでほしい」と述べた。この問題を今後取り上げたくないとして、「もうたくさんだ」とも語った。

http://www.asahi.com/articles/ASH5H7V0VH5HUHBI02P.html

この件、核兵器を配備していることこそが、米ソ両大国と喧嘩していた中国の最後の寄る辺だった時代があって、今でもその延長上にナショナリズムがあることを考えれば、当たり前の反応なので、それ自体はいいんですが。
中国では核兵器はいくつかある大量破壊兵器のひとつにすぎないわけで。

一方で、不思議だったのが、原発事故の時に、大陸の人も、割と放射能に汚染された食糧に対して過敏に反応したじゃないですか。あれ、どこに淵源がある思考だったんだろう。日本は、放射能つったらやっぱり「はだしのゲン」なわけで、原水爆原発に対する反対の基礎は同じだったと思うんですよね。じゃあ、中華圏で、放射能に対する恐怖ってどっから出てきたんだろうな、と。原爆に対してはあんまりはっきりした恐怖感、なさそうなんですよね。だって、「核武器」・「核電」っつってるわけだし。日本語よりあからさま。台湾とか香港はチェルノブイリかなー、とか思うんですが、大陸はよくわからんなあ。