ありえない例外か、それとも今はいわないだけか
昔、三国志創作で姓名字を並べるのは間違っているということをよく聞いたんだが、今日読んでいた漢書に姓名字と並べて書く表記がフツーに出てきて、なんだ、ありだったのかと長年の常識が覆された。
セリフは微妙だけど、地の文に例えば「曹操孟徳」と書くのは必ずしも間違いではないっぽい。
— 曹操さま大好きカンザキ (@sosokan) 2015, 4月 22
つうことらしくて、百度知道の人民に聞いたら
http://zuoye.baidu.com/question/cd8da56e84b39f8c3678404f1bb5bfda.html
有没有成语叫“曹操孟紱”啊?(「曹操孟徳」って言い方あるの?)
→没有〜(ないべー)
→肯定没有..(ないはずだけど)
→查过了,没有这个成语!(しらべたけど、そんな言い方ないね!)
っつうことでした。
いやさそもそも「今日よんでいた漢書」ってなんだ。『漢書』に曹操が出てくるって…、班兄弟は未来が見えてたんや!
という揚げ足取りはともかく。どんな漢籍だろうな。気になる気になる。中国哲学書電子計画とか漢籍電子文献にはそれっぽいのはなかったんですけども…。
@sosokan しかも『三国志』での姓名字の用例は諸葛亮伝の「徐庶元直」ですからね。超有名な部分あたりじゃないですか。
— 名菓カラーひよこ (@Golden_hamster) 2015, 4月 22
つうことらしいすけどね。
でもほかに、姓・名・字の順の用例ってそんなにあるんかな?
@sosokan 史書の表記では『三国志』にも同じようなのありますからね。『史記』には姓字名の順で連記している例もあります。
— 名菓カラーひよこ (@Golden_hamster) 2015, 4月 22
あ、これは割と見かけますよね。電子化されるとアレだけど、諱が小さい字になってたりするんですよねー。やっぱりあれだな、ちゃんと影印版で見ないとダメだな。
とまれ、まあ、普通は言わん、というのと例外はある、ってのは別に矛盾しないないしねえ。都の西北とかの偉い人が出てきてなんか教えてくれたりしないかねえ。