読書「騒乱、混乱、波乱!ありえない中国」

なんかへんな書名だな、とおもいつつも電車移動用に買いました。そしたら思いのほか面白かったのであります。

割と知ってる話が並んでいるんですが、50ページくらい読んでから、あ、これ、自分が見たニュースを取材してた本人やん、ということに気づく始末。そりゃ、自分の知ってる話と齟齬のないはずや、と。

書いてるのは報道の人ですので、どうやって取材してきたか、というある種自慢っぽい話が多いようにも思えます。それはそれで面白いのですが、まあ、無茶してますねえ、という感想はぬぐえません。

あと、これも報道の人のモノなので仕方ないのですが、背景に関する説明はかなりあっさりしていて肩すかし感があります。学者さんが書くと、前半のこういうことがありました部分だけで終わってるというか。後半のなんでこういうことになっているのか、という解釈の部分がすっ飛んでる感じがしました。まあ、これは役割分担ということなんでしょうけど。

個人的に、一番キタたのは大江アナのナイスキャラに関しての部分でした。この打黒唱紅の池上彰特番、実際に見てたからなあ。