理由を聞くというケンカの売り方


何かの意見に対して、その意見の理由を聞くのは、その理由に興味がある場合(特にどうでもいいけど聞いとくか、的なのも含みます)と、反語的な言い方の場合とあるんでしょうな。
前者はどうでもいいんだけど、後者は、そもそも質問自体がケンカを売っているというか、“お前の言うことは間違っている”的な。
たとえば“Aが好きではありません”というのに対し、“なぜですか?”といいます。
この“なぜですか”を、反語としてとると、“なぜそんなことがあるだろうか。そもそもお前はその理由を説明できないはずだ。よって、お前が“Aは好きではない”というのは間違いだ。”という意味になるのだと思います。そして、具体的に理由が述べられた場合、“それはお前だけだ”とか、“そんなことで嫌いになるのはありえない”などによって相手を否定することができます。
これは、どんな意見に対してでも言えます。理由の有無なんて、どうでもいいんですよね。どうせ、相手も、いかなる人も納得させる理由があると思っているわけではないわけで、“理由が示せないなら、お前は間違っている”か、“そんな理由で、その意見を持つお前は間違っている”といいたいだけなんですから。で、“間違ってるのを指摘した自分最強”的な。

うむ、相手に対して質問をするのも気を使いますね…。
ま、なんですか、この世に議論なんて存在しないわけで、ここは酷いインターネッツだけなんですねぇ…。