読書:小林茂『外邦図』

外邦図――帝国日本のアジア地図 (中公新書)

外邦図――帝国日本のアジア地図 (中公新書)

1945年以前に日本の軍を中心とする当局者が作成した、日本の外の地域の地図に関する概説。
植民地期の臺灣や朝鮮でも作っていますが、そちらは特に困難がないので、日清戦争のころの朝鮮や中国や南洋での秘密測量などのほうが印象に残りました。
地籍調査と敵地偵察だと、後者の方がインパクトありますよねぇ。もちろん精度は前者のほうが高いわけですけど。

やはり地図はロマンですなあ。