読書:S. レヴェット、S. ダブナー『ヤバい経済学(増補改訂版)』
シカゴ大の人気若手経済学者でも、20万ドルしかもらえないのか(P.267)!やっぱり学者は儲からないなあ…。
しかし、これは面白いね。現象を使って経済学の用語を説明されても、ふーん、だけど、経済学の論理や統計をつかって、現象を説明されると、!!!ってなります。
遅れて読んだ話題の書物です。続編もどっかで探してきましょう。
- 作者: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー,望月衛
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2007/04/27
- メディア: 単行本
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一応、日本在住者としては、やっぱり相撲の話は気になりますが、実際に、帳簿作って勝ち星取引やってたわけだから、メリケンの学者もやるなあ、と嘆息せざるをえませんな。
しかし、八百長というか、八百長のない状態、すなわち「フェアプレイ」(なのか?)ってなんだろうか、と思いますな。「フェア」の概念はそれぞれだろうからなあ…。まあ、Jリーグのベストメンバー規定みたいに、ベストメンバーにした方がターンオーバーにした下位のチームに負ける場合があるんだから、不正の有無ってのはむずかしいね。だから、勝負は面白いし、賭け事は成立するんだけど。
あと、名前の話だね。
日本でも、DQNネームは、明らかに低所得者層に増加しているわけだからなあ。あれだな、中卒・高卒・専門学校・大学で分けてみるか。
今、大学を分類するのに、偏差値使おうかと思ったんだけど、都会の大学は、偏差値と教育程度とか両親の収入とかっちり相関するわけじゃないからなぁ。
社会学の人がだれかやらないかと思うのですが…。あと、日本の経済学部の人は、こういうのあんまりやらないよね、やっぱり。アメリカと違うんだなあ。