読書:武田雅哉『万里の長城は月から見えるの?』(講談社、2011年)

まず、著者近影を見て、ああ、俺も年取るはずや、と再確認(笑
もう教授っすか、武田先生・・・
本棚で『翔べ!大清帝国』がちょっと古びてきてるのを確認してしまいました。


万里の長城は月から見えるの?

万里の長城は月から見えるの?

「月から見える唯一の人工物=万里長城」という言説を優しく愛でるこの本。根拠ある力の抜けっぷりが著者の変わらない魅力ですな。不真面目だと怒る人も多そうだけど、そりゃ、この一冊の内容を理解してないヤカラですな。

それにしても2011年の秋に本書を読んで思うのは、“ああ、中国ってもう普通の国なんだな”ってことですな。昔はよく知らないから、なんというかある種の“ワンダーランド”だったんだけど、いまは普通に分析可能というか。もちろん、宇宙人が住んでたわけじゃないんだけど、理解できないものではなくなったかんじだな。なんでこういう感想を持つのかよくわからないんだけど・・・。

とまれ、本書のオチには、ニヤニヤできますwwww