対外援助と中華帝国的思考

えー、中華人民共和国はまごうことなき清朝の後継なんですなー。

《中国的对外援助》白皮书 2011年4月

ま、細かいことはいいんですが、ついに人民共和国も「周辺に恩恵を与える中華」になったかと思うと感慨深いな…。
これ、英語にする気ないよね?なんか、つらつら読んでると『大清会典』とかの朝貢関連の箇所とよく似てる気がしますな。
実質と全然違うあたりも『会典』だわ。

つか、ODAは恩恵かよ。あと、日本にも恩恵かよ。いや、そのODA、こっちから払ったもんじゃないっすか(笑)

それにしても、上から目線になりましたな。大国としてのアイデンティティが重要か。絶好調の経済をバックボーンにした中国語における傲慢とは、まさに乾隆後半。このあとバブルはじけて混乱となるか。
つっても乾隆末から嘉慶の混乱は局地的だしな。ちょうどいい薬くらいかもしれん。