読書感想 冲方丁『天地明察』
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/12/01
- メディア: 単行本
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最初は面白かったんだけど、なんか最後の方はガチャガチャしちゃった印象だなあ。昔の想い人と結ばれるってのもなんだかねー。
あと、こういう話って、結局頭いいやつの話(じゃないと物語になりませんが)になっちゃうんでねえ。
ま、たぬき風情のやっかみですがね。
それでも優秀でちゃんとした人が、情熱と確信をもって何かに当たるってのはいいですな。で、上に立つ人もしっかりしてる、と。
理想だよね。ま、現実にはほとんどないんだろうけど。
ま、専門知識について云々するのは、どうかと思います。だって、井上雄彦は自分でダンクを決められるわけでも、剣豪なわけでもないけど、彼の作品は魅力的だもんね。
しかし、こういう研究への情熱は自分の分野にはないな。なんでかね。文系だからかな。それとも情熱をもつほどの能力がまだ欠けてるからなんだろうか。
なんだかやっかみばっかりだなあ。たぬき風情だからですかね。