読書感想 冲方丁『天地明察』

今日は午前中から読書。冲方丁天地明察』を読みました。

天地明察

天地明察

最初は面白かったんだけど、なんか最後の方はガチャガチャしちゃった印象だなあ。昔の想い人と結ばれるってのもなんだかねー。

あと、こういう話って、結局頭いいやつの話(じゃないと物語になりませんが)になっちゃうんでねえ。
ま、たぬき風情のやっかみですがね。

それでも優秀でちゃんとした人が、情熱と確信をもって何かに当たるってのはいいですな。で、上に立つ人もしっかりしてる、と。
理想だよね。ま、現実にはほとんどないんだろうけど。

ま、専門知識について云々するのは、どうかと思います。だって、井上雄彦は自分でダンクを決められるわけでも、剣豪なわけでもないけど、彼の作品は魅力的だもんね。

しかし、こういう研究への情熱は自分の分野にはないな。なんでかね。文系だからかな。それとも情熱をもつほどの能力がまだ欠けてるからなんだろうか。

なんだかやっかみばっかりだなあ。たぬき風情だからですかね。