アヘン戦争あたりまで読んだ

近代中国史 (ちくま新書)

近代中国史 (ちくま新書)

まあ、まず中国関係の話をする人には、みなさん“買って”読んでもらいたいとこです。ええ。

で、それをふまえて。著者のファン的には、いつも通り面白く読んでるわけなんですが、なんとなく、古代から連綿とみたいなことを書かれちゃうと、前々からなんだけど、うーんとならなくもないっす。唐宋変革はともかく、明中期にわりと世の中かわってるんだと思うんだけどなあ。

ほら、それまでは紙幣とか使ってたわけですよ。紙幣流通は国家権力の象徴じゃないですか。明初はそれがうまくいかなくて、結局海外に依存しちゃったわけで、うまく説明できないけど、その辺大事な気がするんですよね…。清代のレッセフェール的な態度については。で、またこの話と国民政府以降の話は結構違う気もするのよねー。

近代中国と海関

近代中国と海関

ま、個人的に明清っつうカテゴリと、それが現代に続いてる〜っていう話のもってきかたがあんまり好きじゃないだけだからこういうこと思うのかもしれませんけど。趣味の問題ですよ、趣味の。

あと、(さきにあとがき読んじゃったんですが)これ経済学部的な意味での「経済史」なのかな…。まあ前近代中国の話なんて「経済史」に含まれない気がしますけど。

感想は最後まで読む時間ができたら書きたいのですが、車移動だと本読む時間が減っちゃうのよね〜…