ブルデューは偉かった
子をMITに入れたいならば家庭と小学校の教育はいかにあるべきか(東洋経済ONLINE)
ははぁ、まあお医者の親戚とかいないと病気の後遺症は残るし、技術を持た研究者が家族にいないと、子供はMITに入れないわけですよね、むしろ。
あと、昨今のインテリによくある、学習塾に行って初めて居場所が、っていうあれ。塾行かせるお金があれば、居場所もできるわけですけどね、と貧乏狸は思います。
つか、中産階級出身の研究者で、この手の話を聞くことが多いのはなぜですか。そしてその手の話をする人の多くが、割といい感じのヒトであるのはなぜなんでしょうかね。わりと、塾楽しくてそのままインテリにってのは、戦後日本の中産階級の勉強する子にとってのロールモデルだったのかもしれないですなあ。
とまあなんというか、成功した人は成功しただけの背景があるよね、っつうだけではないですか。田舎の集合住宅とかで兄弟4人2Kで、とかいう人は関係のない話っすね。
しかし、そういっちゃうと中産階級の上の方以外は、生まれたときから先が見えてるよねー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー となるので。
まあだから初等・中等教育をしっかりやろうょ、というところに行くんでしょうけどね。北欧みたいなのが理想だとみんな思ってんでしょうけど、日本は大きすぎるからなあ。北欧だって、社会的落ちこぼれがたくさんいるんだろうし。結局まあ、どもならんと。
いやあ、しかしこういうの見てると、ブルデューってのはえらいね、と。社会資本って、上の記事みたいなあからさまなものじゃないわけで、よく気付いて体系化したなあ、としみじみと思います。
- 作者: ピエール・ブルデュー,ジャン・クロード・パスロン,宮島喬
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親の育児スタイルによって親と同じ社会階層が維持できた,という話がそんなに自慢になるとも思えず。
— 渡邊芳之さん (@ynabe39) 2013年1月29日