ぽりてぃかる・いんぼりゅーしょん
解決に向かったかにみえた「南方週末」事件が飛び火。同事件発生直後に事件を「外国勢力の加担によるもの」とする内容の「環球時報」社説がでたが、党の中央宣伝部は一昨日それを全国の新聞に掲載を要求。掲載しなかった「新京報」(北京)ら新聞に今朝の朝刊掲載指示が降り同社社長が辞職を宣言…
— ふるまいよしこさん (@furumai_yoshiko) 1月 8, 2013
承前)夜半に流れた「新京報」記者たちのツイートによると、同紙の印刷所が抑えられ、「当該社説を載せなければ印刷を認めず、また編集部は解散」という指令がおりているらしい。記者の最後のツイートは3時間前「もう書かない。これからみんなでやけ酒だ」で終わっている。
— ふるまいよしこさん (@furumai_yoshiko) 1月 8, 2013
「新京報」はもともと、「南方週末」が属する南方集団(広州市)が北京で発行し始めた朝刊紙。南方集団の伝統を受け継ぐ、気骨ある報道で知識人に大きな人気があり、何度も政府の処分を受けてきた。数年前に南方集団から切り離され、北京市宣伝部の直轄機関に。今回の措置はかなり危機的な様子
— ふるまいよしこさん (@furumai_yoshiko) 1月 8, 2013
ははあ、中国政府ってのは、国内しか気にしてないんすね。「外国勢力の加担」が出てくるとこみると間違いないっすな。そんだけ自国の国力に自信があるということなんでしょうけど。しかし、内向きにグルグルやってるようにしか見えん。
なんか民国のときは、あれもこれも外国の目を気にしてたし、49年以降も飢餓輸出したりもしたし、北京オリンピックくらいまではなんだか気にしてたように思えるんですけどねえ。
「中国式ナンタラ」のあたりからでしょうかね。なんかこういうの外から見てると、何とも諦観するばかり、ですなあ…。
というか、だんだん共産党が何を怖がってんだかわからなくなってきたなあ…。実は予算獲得競争、とかじゃないよね?まあまあ内巻化も行くところまで行けば面白いんだろうと思いますが。
しかしまあ、韓国政府はこないだ「相対的政治犯」の引き渡しを拒否してみたり、日本政府は河野談話を覆そうとしてみたり、どこも国内しか見てないってのは、正直そう変わらんわけですけどねえ。いやはや。
80年代以降の台湾の民主化は、アメリカの視線を気にせにゃならん国際環境ありき、みたいな話を読んだ後だけに、なんともしょんぼりしますなあ。まあ、いまんところ直接的な人死にはなさそうだけれども…。
Culture, Power, and the State: Rural North China, 1900-1942
- 作者: Prasenjit Duara
- 出版社/メーカー: Stanford University Press
- 発売日: 1991/04/01
- メディア: ペーパーバック
- この商品を含むブログ (1件) を見る
http://bit.ly/ZoqCHV
From Revolution to Involution: State Capacity, Local Power, and [Un]governability in China. by Shaoguang Wang