そうだろう、JK

昨日は梶谷懐先生の記事をリンクしましたが、今日は川島真先生の記事です。日経BP、いいなあ。
こちら

川島:忘れてならないのは、日米安全保障条約とは、(軍事衝突が起きた時に)まず日本が防衛をすること。それがあって、ようやく米軍は出ていくことになっているということだ。何もないうちに米軍が一緒に戦争に出たりはしない。
 かつ、日本から(先制的な軍事行動などを)やってはいけない。あくまで相手国が現状を変える行為をしてきた時に米国も対応できることになっていることも見落としてはいけない。あくまでも主体は日本にあるのである。

「現状維持」の「現状」をより日本に有利に設定する努力をすべきだ。その際、2006〜2008年の間に行われた過去の交渉の過程と日中間のこれまでの合意内容を忘れてはいけない。

あんまり突っ込みどころがない、というか「常識的に考えて、そうですよねえ…」としか言いようがないというか。ツッコみどころがあんまりなくて、むしろつまらないというか。
とくに、日米同盟で、日本が自力でいろいろやらないといけないということをちゃんと指摘してるの、いいですよね。

ところで、川島先生って民国期(49年まで)の中国外交がご専門だと思ってましたが、いろいろご発言されるんですね。東大の先生は教養のほうでも大変だなあ。というか、ホントはこういうのって法学部の先生がやるんじゃないの?