いいかげんやめたら

また産経さんが歴史の話をしています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120928/plc12092808160007-n3.htm

もうやめたら?

服部は中国の行動パターンについて「事実に反する願望を宣伝しているうちに、後の世代では史実であるかのように理解されはじめてしまう」と指摘する。その上で「宣伝は中国国内に行き渡るし、日本の中国研究者の中でも正確な理解を欠くことがある」と警鐘を鳴らす。

服部龍二先生のコメント引いてますけどね、これなんていう、“お前が言うな”?釣り?(これはもちろん服部先生批判ではありません。服部先生のコメントはその通りだと思います。中華人民共和国政府はもっと意識的に「史実」を利用してるんだと思うけど、まあそれはいいや。ここで批判してるのは言うまでもなく、このコメントを恥ずかしげもなくそのまま書いてる記事にOK出した新聞社です。)

「過去の結果から未来は予想できない」と言い切った大川慶次郎さんはやっぱり偉大ですよ。過去と比較して現在を評価するのは結構なことだと思いますけど、過去の結果から同じようなことがおこる(あるいは起こった)と評価するのは、いろんな意味でダメだと思いますけどね。
表面的に似てたり、同じ言葉を使ってるからおんなじ、なんてどんだけ想像力がないのか、と。別に産経さんだけじゃないですけど。