センセもヒトなり…

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定期的に出現する、掛け算とか足し算の順番で、ヘンなこだわりを持つ先生のネタですが。
まあ、ほら、小中学校の先生って、普通に新卒とかじゃん?ベテランになってもアレだけど、なんというかいろいろとヘンなこだわりがあるのは仕方がないですよねえ。激務は激務だし。

小学校で「予習をするな!」という謎のおしかりを受けたことのある生物としては、まあ、小中学校の先生にあんまり期待をかけてもなあ、と思います。向こうは向こうで、決まった順番通りに話を聞かないと子供たちが混乱するって思ってるんですよね。実際そういうことがないとは思わないし。残念なことに、子供の能力は平等ではないからなあ…。

なんというか、教育ってのは常に試行錯誤だし、それを、こういっちゃなんだけど大卒のお兄ちゃん・お姉ちゃんにやらせてるわけだから、生暖かく見守る以外にはないよね。
とりあえず善意というか、足し算の順番にこだわるのはいいことだと思ってやってるんだから、勝手にやらせりゃいいんじゃないですかね。ただ、どっかで大人が、“良かれと思って頑張っても空回りすることもあるよね”って教えてあげればいいんですよ。よほど害悪にならない限りは。

いやしかし、とにかく冷笑的にならないように、突き放した見方を子どもに教えるって、難しいよなあ…。

※7月17日追記:「数学教育の知見」か…。うーむ、私も含めて、たぶん専門家以外はあまり知らないでしょうね(そして多くの人は自分がどのように教えられたか覚えていないはずです)。確かに、式の順番にはちゃんと意味があるわけで、それを教えるのは大事だと思います。思いますが、そのことを教えてないのに×にされたとしたら、納得いかないんじゃないかなあ。そこまでちゃんと説明してる先生ならいいんだけど、そんな暇はないんじゃないか、という気がしますね。(もし子供が×の理由を説明したのに、親が勝手に怒ってるとしたら、そりゃ親がアホなだけなんですが)

数学的な思考がもっと一般的になったら、世界は変わるんじゃないかというツイートを見かけたことがあります。たぶんその通りでしょう。高校レベルの数学が常識になっただけでも世の中は大きく変わると思います。そこまで求めるのはおそらく難しいと思いますが、低年齢の算数から結構高めの負荷をかけていろいろ教えるのは無駄ではないと思いますから、なんとかこううまく教えられるようになるといいですね。10年くらいしたら、こういうことが話題にすらならなくなったりしたらいいなあ。