リビア情勢に関して(2011年2月21日)

リビアの情勢が急を告げています。
エジプトも数週間で大統領を追い出してしまいました。
エジプトの場合、軍と大統領は一枚岩ではなかったことと、大統領事態が高齢だったことで、大統領の辞任ということになったのだろうと思います。
チュニジアはどうだったのかな。
よくわかりませんが、思ったよりあっさりとやめるんですね。

リビアでは数百人の死者が出ているようです。主体はやはり職のない若者でしょうか。彼らはどの程度の政治的な目的があるのでしょうか。指導者はいるのでしょうか。エジプトもそうなのですが、大将がいるかどうかは安定化は重要です。ただし、安定化と実際に納得いくような政体の成立は別にイコールではないので、少し生みの苦しみがあったほうがいいのかもしれません。

どこに着地するのか、まったくわかりません。やはりリビアは謎の国です。カダフィ大佐以外にはなにがなにやら。結構石油があるんですがね。こうなるとアルジェリアとかもどうなるやら…。これ、中近東以外には飛び火しないのでしょうか。

中国の茉莉花革命もどうしたかったのでしょうか。若年層がどの程度不満を抱いているのかで、デモがどの程度の大きさになるかが決まってくるのでしょう。
中国の若年層の不満もそれなりにあるはずです。それなりにあるはずなんですが、デモになるほどなんでしょうか。ま、文革の時だって、はた目には不満が鬱積してるようには見えなかったわけだしなあ。
食べていけないと思っている若年層はそんなにいないように思います。こればっかりは一人っ子政策の勝ちかもしれないですなー。

やはり急激な人口増加が続くところはまだまだ不安定なのでしょう。一方で、東アジアは人口が頭打ちですからねえ。
さてどうなるか。2月21日現在のメモです。