「よろこんで」でなければならないお国柄

なんだか前近代中国の裁判で、知県が判決を下した時にも、関係者全員が同意しなければ、何度でも審議やり直し可能、という話を思い出しました。(もちろん、「同意」はホントに同意してなくても致し方なく「同意」したことにされる場合が多々あったわけですが)

なんつうか、「やかましい愚民ども、これが正義だ」「決まったんだからしゃあないやないか」ではなくて、「みなが喜んで受け入れた」「文句を言うことは万人にひらかれている」ことにしないといけないのって、それはそれで茶番を(しかも割と死人が出てもおかしくないような茶番を)やらないといけないんだから、彼の国もいちいと大変ですね。

清代中国の法と裁判

清代中国の法と裁判