「よろこんで」でなければならないお国柄
なんだか前近代中国の裁判で、知県が判決を下した時にも、関係者全員が同意しなければ、何度でも審議やり直し可能、という話を思い出しました。(もちろん、「同意」はホントに同意してなくても致し方なく「同意」したことにされる場合が多々あったわけですが)
なんつうか、「やかましい愚民ども、これが正義だ」「決まったんだからしゃあないやないか」ではなくて、「みなが喜んで受け入れた」「文句を言うことは万人にひらかれている」ことにしないといけないのって、それはそれで茶番を(しかも割と死人が出てもおかしくないような茶番を)やらないといけないんだから、彼の国もいちいと大変ですね。
- 作者: 滋賀秀三
- 出版社/メーカー: 創文社
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