また歴史の話

まず、日経ビジネスオンラインこういう記事がございました。
「対馬は韓国のものだ」と言い出した韓国人 韓国の異様な行動を岡本隆司准教授と読む(1)

「中華世界」復活を喜ぶ韓国人 韓国の異様な行動を岡本隆司准教授と読む(2)

岡本先生ほとんどしゃべってないじゃん。しかし、近代中国の専門家が現代韓国の思潮を云々してもねえ、なんかの義理かしら、となんだかモニョっています。話の筋上、べつにいなくてもいいじゃないですか…。日経の鈴置さんのお話だけでいいような。
つか対馬が朝鮮のものだっていう言説、割と古いんじゃなかったっけ。(どうでもいいですが、ウィキ中文版の萬曆朝鮮之役の項目に、「日軍在受封后迅速撤離朝鮮和對馬」って書いてあるんだけど、『明史』朝鮮伝には「勒倭盡歸巢」としか書いてませんが、対馬からも撤退しろって文言、どこから出てきたんですかね。明実録にはあるのかなあ。)
現代韓国の領土認識に華夷秩序なんて持ってきてもなあ、とおもっていたら、東大東文研の先生がぶすっと。


で、「学者先生」についてべつのところでぶすっと。

研究者って怖いなあ…。
ま、しかし今でも世間的には濱下的「朝貢システム」は十分に影響力を持ってるんでしょうから、岡本隆司の名がとどろいていないのもやんぬるかな、といったとこではないでしょか。

属国と自主のあいだ―近代清韓関係と東アジアの命運―

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近代中国と海関

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