読書:『立ちすくむ歴史』
鼎談もの。読みやすくていいです。
それぞれフランス近代史/日本近現代史・都市社会史/政治思想・哲学がご専門の先生方がお話されています。副題のカーは最初の方と、最後にちょろっと出てくる感じですな。
- 作者: 喜安朗,岩崎稔,成田龍一
- 出版社/メーカー: せりか書房
- 発売日: 2012/05
- メディア: 単行本
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とりあえず網野善彦がものすごく偉いことはわかりました。
「通史」の話も面白いです。偉い先生のお仕事が垣間みれました。60年代70年代の歴史学の研究者が、社会的使命みたいな熱さを持っていたのもよく分かりました。
というわけで楽しく読めるのですが、ただ、全編どうも腑に落ちないというか、違和感があるのは、近代のフランスと日本の話が中心だからなんでしょうかね。世代なのかなあ。近現代とそれ以前の違いなのかなあ。これ、インドやってる院生とかどう思うんだろうなあ…(純粋な興味です)。