陳腐だけれど、どうせわからん
外交とは、そもそも相手側の真意を読み切った上で、自らの要求を獲得することだ。相手側の意図がまるで分からない場合、外交はそもそも成り立たない。
http://www.21ccs.jp/china_watching/DirectorsWatching_YABUKI/Directors_watching_65.html
2chで転がっていたリンクで発見しました。
しかし、そんなに相手の意図がばっちりわかることなんてあるんだろうか?ずーっとお互い手さぐりでやってんじゃないかなあ…。じゃなきゃ、議論の余地が逆にない気がするけど…。相手が言ってることとこっちが言ってることが明確に出てきちゃうと、むしろ交渉する前から矛盾が明らかになって、議論なんて時間の無駄よ、ここは一発、殴り合いで決めるか!ってことになりそうな気もするけど…。
リンク先は、矢吹晋先生による、服部龍二先生の著作↓への批判です。日本側の資料しか見てないんじゃないの、というのはまあ、そうかもしれないですよね。いやでも、マジで双方向外交史とか、現実問題として無理だろう。一生かかるんじゃね。いろんな材料持ち寄って、相互に批判しながら、あれやこれやで最後に納得のいく結論に至ればいいんじゃないですかね。
日中国交正常化 - 田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦 (中公新書)
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しかし、矢吹先生が引き合いに出す中国側の記録も、ホンマカイナと思わなくもないのですよね。日本が改ざんするんだから向こうだって改竄するんじゃないの?(意図的かどうかはともかく)
そんんわけで、当時者の記憶だって知らんうちに書き換わっちゃうわけだから、交渉事のホントのところなんて、実際はよくわからんし、ある程度分からんところがあるからいいわけで。
解釈なんて、突き詰めたらよくわからんし、相手の言ってることも最後のところはよくわからんというのはあまりにも陳腐だけれども、そんなもんですよね…。
まあ、よくわからんけど、100年もすれば有耶無耶になるべえ。ほら、1912年もいろいろあったけど、あれやこれや、有耶無耶じゃない。
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