偉い人なう

久しぶりにリンク元リストを見たら、「たぬき丸焼きの顛末」で検索する人が日に数人います。なんで?みんな鍋じゃないの?丸焼きにしても、肉が臭くて食べれませんよ、それともカチカチ山かいな、くらいしか思っていなかったんですが、さっきわかりました。
アマゾンのレビューで紹介した人がいるわけですね。
ははあ、なるほど。

いやいや、ちゃんと『中国化する日本』に引用されてる本を読んだ方がいいって。ゆるいのばっかり引用してるしさ。
そこで裏とって、いろいろ読ませるのが、件の本の教育的配慮ってやつでしょ。
その結果、なんか疑問が生まれればその人の役に立つわけですよ。
まあ、同じネタについて複数冊本を読むやつなんてそもそもなかなかいませんけどね。

しかしまあ、「東洋史」あるいは「中国史」の誰もが名前を知ってるような概説書がないから、こんなわけのわからんチラシの裏をネタ元にする人がいるわけで、そこん所は、専門家のエライ先生が糸を引いて、若いイケメン助教とか院卒のライターとかに何かズバンと1200円くらいで中国史概説を書かせりゃいいわけですよ。文春とか集英社とかでさ。“そーしゃるめであ”とかでも宣伝してさ。テキストサイトみたいな見た目にして。そういうのが出てきていろいろみんなが最先端wwとか定説wwwwを知れば、最終的にwin-winなんじゃね?だいたい、普通の大学生相手だと、岩波新書の中国近現代史シリーズでも十分、難しいんだし。
ま、中世史とかでもそういうこともしないみたいだし、中国史のひともそんなことするわけないんだろうだけど。

あれだ、“湖南なう”“庫吉なう”“隲蔵なう”じゃないけど、その辺の大昔の偉人の本を現代語訳して出したらいいんかもしれんね。“通世なう”とかもいいよね。「華北農村なう、慣行調査ちう」とかでもいいな。
あ、もう“なうなう”いってるのは古いですか。