自分のことしか考えられない。

先生、このまま逃げる気ですか 御厨貴×佐藤信対談(その1)」
先生、このまま逃げる気ですか 御厨貴×佐藤信対談(その2)」

いろんな意味で絶望的な気分になるな、これ…。

御厨:なるほど。八〇年代、九〇年代には、成人でありながら社会参画しようとしない学生をモラトリアム人間などと呼んでいましたが、佐藤君たちの世代にはない感覚ではないでしょうか。

佐藤:まったく感じません。モラトリアムというのは、先に進めるけれど、進まないようにして時間を延長する状態だと思いますが、我々世代にはそうした発想はありません。それどころじゃない。時間を無為に引き延ばす余裕など一切ありません。

御厨:そんなに悲しい状態なの?

佐藤:悲しいですよ! こんな悲しい世代を作ったのは、上の世代だといいたいんです。

別に団塊の連中がボンクラだから、今の世の中がこんななんだとは思いませんけどね。だいたい人間なんて、いつでもボンクラだろ?社会保障費が大きすぎて、若年層の失業率が高い、社会流動性の固定化傾向があるというのは、西側諸国に共通の悩みであるわけで、日本の戦後生まれが特に出来が悪いわけではない。

しかも団塊の人は団塊の人で、世代内部の競争がキツかったという記憶もあるわけでねえ。まあ、80年代生まれのほうからすりゃ、“取り合うモノすらありゃしない”、なのですけども。

しかし、もし、60歳以上の人がなんかのウイルスとかでいなくなったとして、世の中はよくなるだろうか?よくならないだろうな。おそらく景況は急激に悪化する。現状、社会保障費が大きいことよりも、仕事がないことのほうが問題なんだよね。年寄がいなくなっても、仕事が増えるわけじゃない。年寄に年金あげても、ガシガシ使ってくれて、消費が拡大すれば、いいわけなんだけど、そうはならない。金を持っていても彼らが使った雰囲気はないうえに、やはり貧しい独居老人が孤独死する。なぜだ?

団塊だの、親世代だのに、別に特別に責任があるわけではない(ノーテンキさにはかなりムカっときますけどね!)。彼らは彼らなりに能天気だけれど、我々と同じようにそれなりにまじめに生きていたはずだ。これに反抗して、ぐちぐちいうのは、団塊世代が大正生まれや昭和一桁を(過剰に)悪しざまに言っていたのと変わらない気がします。
だいたい、ジジィもババィなんて、そもそも何にもできないうえに、邪魔ばっかするってのは、今に始まったことじゃないんだぜ?

さて、じゃあどうすんべ、と。
それを考えるのが、佐藤さんとかの世代のみなさんの仕事だよね。ま、たぬきにゃ、そんな力はなーんもないわけですけど。

個人的には、社会保障費と財政赤字なんて、インタゲやってりゃだいたい解決しそうな気もするけどなあ。国会が紛糾してる日にこんなん書いてもしゃあないんだけど、問題は、そこじゃないと思うんだよねえ…。財政赤字がなくて、社会保障が充実してれば万事OKかといえば、そういうもんでもない。
いや、“じゃあ、どこ直しゃいいんだ?”といわれても困るんですけどね。

メジャーになるとさびしい・・・

NHK五輪は山岸舞彩、工藤アナ
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20120626-973355.html

か、肩さんが、メジャーになってゆく…(涙
頑張ってね〜

http://blog.livedoor.jp/domesoccer/tag/%E8%82%A9%E3%81%95%E3%82%93

しかし、あれだな。Jリーグタイムも見たことのない奴が、“肩さんが〜”とか言ったらブン殴るな、間違いなく。なんだろうな、この感覚。